主人公は作家のアイリス、主演はナオミ・ワッツ、監督はスコット・マクギー、配信元:プライムビデオ
マンハッタンに暮らす作家で大学教授のアイリス(ナオミ・ワッツ)は、親友でありメンターであったウォルターの突然の死に打ちひしがれている。葬儀の後、彼の三番目の妻から「遺言」として、年長のグレートデーン犬アポロを引き取るよう頼まれる。
狭いアパートに巨大な犬が入り込み、生活は一変する。ベッドを占領され、朝晩の散歩に手こずり、帰宅すれば室内はめちゃくちゃになっている。建物の犬禁止規定にも悩まされながら、アイリスはウォルターの残した書簡集の執筆に取りかかるも、作家の壁に突き当たる。亡き友の周囲の人々──元妻たちや成人した娘との会話を通じて、ウォルターの三度にわたる結婚生活や教授としてのキャリアが少しずつ明かされていく。
物語はきわめてシンプルである。恩師を失った女性が、遺された巨大な犬との騒動に巻き込まれ、悲しみを抱えながら日常を立て直していく過程を、静かに追う。コメディと銘打たれつつも、実際は静かなドラマに近い。
ナオミ・ワッツは、いつもの強い意志を秘めたヒロイン像とはやや異なり、受け身で内に沈みがちな女性を淡々と演じている。その抑制された表情が、喪失の余韻を静かに伝える。一方、アポロを演じたグレートデーンの存在感は格別で、飼い主の集まりで語られる「ウォルターがアポロを最初に見つけた」エピソードなど、犬を通して亡き友の人柄が浮かぶ場面にはほのかな温かさがある。
ラスト近く、アイリスがインスピレーションを得て物語を書き進めるあたりから、作品は静かなカタルシスを迎える。巨大なアポロを小さなダックスフントに置き換えた自伝的な物語を通じて、彼女は幻のウォルターに語りかける。怒りと哀悼が交錯するその場面は、作品の核心を静かに突いている。
評価は星3つ(5段階中)
このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
amazonプライムを無料で試してみる ConoHa AI Canvas
楽天市場
マイキッチン
【駐車違反警告ステッカー】の購入|オリジナル印刷・販促のWTP企画
FREE STYLE
医療美容特化ロロント

コメント