主人公はボブ、主演はデレク・ネルソン、監督はアンドリュー・ジョーンズ、配信元:プライムビデオ
1971年、狂信的な男が妻と三人の子を銃で殺害し、手紙を残して姿を消す。十八年後、名をボブと変え、新たな妻とともにバージニアの静かな町に身を潜めていた。
足を負傷し療養中の少女ステファニーが、退屈しのぎに隣家をのぞき見する。穏やかに見える男の挙動に違和感を覚え、古い新聞記事の写真と重ね合わせ、次第に疑いを深めてゆく。友人たちを巻き込み、家へ侵入し証拠を探るうちに、緊張は徐々に高まる。一方、刑事フランクは事件解決に孤軍奮闘を続ける。
ストーリー自体は単純明快で、少女の好奇心が実在の逃亡犯に結びつくという枠組みに意外性は薄い。テンポもやや遅めに感じられるが、それがかえって日常の中に潜む不気味さをじわじわと醸し出す効果を生んでいる。ラスト二十分ほど、テレビ番組で過去の顔を公開する場面から、物語は一気に加速し、恐怖が現実味を帯びて迫ってくる。実話に基づくという事実が、フィクションの枠を超えて観る者の背筋を寒くさせる。
演出は低予算ゆえの簡素さが目立つものの、郊外の静けさと視線の交錯を丁寧に積み重ねる点に誠実さを感じる。デレク・ネルソンのボブは、表面の穏やかさと内なる不穏を抑えた演技で印象に残る。派手な演出を避け、日常の隙間に潜む異常を描こうとした試みは、一定の緊張感を保っている。
全体として、技巧の冴えや心理描写の深みには欠けるが、実話の重みが作品に独特の気味悪さを与えている。ゆっくりと恐怖を味わいたい向きには、静かな戦慄を届ける一本と申せよう。
評価:★★☆☆☆(5段階中2)
このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
amazonプライムを無料で試してみる ConoHa AI Canvas
楽天市場
マイキッチン
【駐車違反警告ステッカー】の購入|オリジナル印刷・販促のWTP企画
FREE STYLE
医療美容特化ロロント

コメント