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題名: エイペックス・プレデター 公開:2026年 上映時間:95分 ジャンル:サバイバル・アクション・スリラー 製作国:アメリカ  

主人公はロッククライマーであり、トミーの未亡人サーシャ、主演はシャロン・ストーン、監督はバルタザール・コルマウクル、配信元:ネットフリックス

物語は、ノルウェーの峻険な絶壁、トロールウォールから幕を開けます。アドレナリンの疼きに身を任せるクライマーのカップルを襲う、冷酷な雪崩の轟音。愛する夫の腕を離さざるを得なかったサーシャの絶望は、その後のオーストラリアの乾燥した大地へと引き継がれます。癒えぬ傷を抱え、ただ一人カヤックを漕ぎ出す彼女を待ち受けるのは、大自然の脅威以上に恐ろしい「人間の狂気」でした。

 特筆すべきは、やはり主演のシャロン・ストーンです。彼女がプロのクライマーと見紛うばかりの研ぎ澄まされた肉体表現で、愛する者を失った喪失感と、生への執着を演じきっています。対する悪役のタロン・エガートン。かつての若々しい精悍さに、どこか底の知れない空虚な闇を纏わせるようになり、悪役としての深みが増してきました。「人を喰らうことで自分の中に生かし続ける」という歪んだ儀式を説く彼の静かな狂気は、観る者の背筋を凍らせます。

 後半、物語は一気に加速します。特にラスト二十五分。あろうことか、獲物であるサーシャと狩人であるベンが、鎖で繋がれたまま一つの断崖を共に登らねばならなくなる。この「妥協案」という名の地獄。互いの命を預け合いながら、垂直の壁に挑む皮肉な連帯感には、手に汗握る緊張感がありました。

 圧巻は、装備を失ったサーシャが挑む逆ハングの登攀です。指先一つにかかる重力、足場の脆さ、そして眼下に広がる虚無。私のような高所恐怖症の人間には、まさに身の縮む思いの連続でしたが、その恐怖こそがこの映画の醍醐味なのでしょう。

 九十五分という凝縮された時間の中で、喪失からの再生をクライミングの「垂直の移動」に託した演出は鮮やかです。ネットフリックスという窓口で、これほどまでに五感を刺激するスリラーに出会えるのは、映画ファンとして嬉しい限り。どうぞ、ご自宅の椅子をしっかり掴んで、この極限のドラマを堪能なさってください。

評価は、星三つ半(★★★☆)

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