主人公はスペンサー、主演はマーク・ウォルバーグ、監督はピーター・バーグ、配信元:ネットフリックス
マーク・ウォルバーグ演じる元ボストン警察のスペンサー巡査部長が、服役後に戻った故郷で、友人の不審死をめぐる警察内部の腐敗に巻き込まれる物語である。
出所したスペンサーは、旧友ヘンリーやルームメイトのホークと共に静かに暮らそうとするが、元同僚の警官が死に、事件の渦中に引きずり込まれる。ジェントリフィケーション絡みの殺人、麻薬、FBIまで絡む陰謀が、次第に明らかになっていく。ストーリー自体は直線的で複雑さを求めないが、テンポよく展開する点が心地よい。
見どころはやはり後半、特にラスト25分から。ワンダーランドでの麻薬強奪から始まるカーチェイスと銃撃戦は、ウォルバーグの身体能力を活かした派手なアクションが炸裂する。トラックが突っ込む爽快感は、ジャンル映画の醍醐味を存分に味わわせてくれる。また、男には強いのに女性や犬にはからっきし弱いというスペンサーのキャラクターが、ユーモアを添えていて好ましい。ラストの同級生逮捕シーンなど、軽やかな笑いも効果的だ。
全体として、深遠なテーマを掘り下げる作品ではないが、娯楽作として必要な要素をしっかり揃えた一品。マーク・ウォルバーグの軽快な演技と、仲間たちとの掛け合いが、観る者を飽きさせない。Netflixらしい手軽さと爽快感が魅力の、気楽に楽しめるアクション・コメディである。
(評価:★★★☆☆)
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