主人公は盲目の老人ノーマン・ノードストローム、主演はスティーヴン・ラング、監督はロド・サヤゲス、配信元:プライムビデオ
盲目の元SEALs隊員ノーマン・ノードストロームは、11歳の少女フェニックスと飼い犬シャドーとともに、デトロイト近郊の静かな家で暮らしている。表向きは穏やかな日常だが、ある夜、謎の男たちが家に忍び寄る。少女を狙う彼らの目的は、臓器売買と衝撃の過去の秘密。盲目の老兵は、圧倒的不利の中で娘同然の少女を守るため、鋭い感覚と経験を駆使して反撃に転じる。
前作のスリリングな緊張感を継承しつつ、今回は守る側の物語へと軸を移した。盲目の老人が暗闇を味方につけ、侵入者たちを次々と葬るラスト25分は圧巻である。ホテル内の停電を活かしたアクションは息を詰めて見入ってしまう出来栄えだ。一方、物語の根幹にある過去の真実が明かされるクライマックスは、予想を超える哀しみを伴う。
全体としてストーリーはシンプルながら、凄惨な暴力描写と緊迫した追跡劇が途切れなく続き、緊張の糸を緩めさせない。スティーヴン・ラングの寡黙で力強い存在感が光り、少女を守る老人の執念が胸に迫る。ラストシーンで少女が老人を見守る姿は、静かな余韻を残す。
アクション重視のホラー・スリラーとして楽しめば十分に満足できる一作。やや単純な展開は否めないが、盲目の老兵の戦いぶりは記憶に残る。
評価:★★★★☆(4/5)
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