主人公はジュリアス・ローブこと通称“ザ・ローブ”、主演はブルース・ウィルス、監督はシーン・オライリー
超人刑務所という設定は、荒廃したポスト・アポカリプス世界の延長として一見魅力的だ。放射線災害「パルス」によって生まれた超人類が、能力を封じられた巨大施設「サン・ティブロン」に収容される。そこでは能力無効化装置「ナリー」がすべてを支配し、どんな天才もただの人間に還元される。ブルース・ウィリス演じるジュリアス・ローブ、通称「ザ・ローブ」は、そんな牢獄の最重要囚人として描かれる。
物語は新入りディエゴの視点で進む。他人の感情を読み取る「共感」能力を持つ彼が、刑務所内の陰謀と暴動に巻き込まれていく過程は、典型的な監獄映画の骨格を踏襲している。刑務所長デヴリンの強欲、看守たちの腐敗、囚人たちの反逆。ラスト25分からの能力解放による大乱闘は、ようやく本筋のアクションが炸裂する部分で、観客を待たせた分だけ勢いがある。
しかし全体として説明過多が目立つ。特にナレーションの多用は、映像で語るべき事柄を言葉で繰り返すため、くどく平板に感じられる。超人たちの能力描写も控えめで、封じられた状態での心理戦や人間ドラマに重点が置かれているはずなのに、キャラクターの深みが薄い。ローブの知略やディエゴの成長も、もっと凝縮して描ければ印象が変わっただろう。
ブルース・ウィリスは晩年の作品らしい落ち着いた存在感で、牢獄の帝王たる貫禄を保っているが、アクションシーンは限定的。共演のマイケル・ルッカーらも悪役として機能するものの、脚本の平板さが惜しまれる。
低予算SFアクションとしての限界は認めつつ、超人刑務所というコンセプトのポテンシャルは捨てがたい。もう少し洗練されていれば、ジャンルの隠れた一作になったかもしれない。
評価:★★☆☆☆(5段階中2.5)
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