主人公は強靭な肉体と力を持つバウ、主演はマ・ドンソク、監督はイム・テヒ、配信元:プライムビデオ
現代ソウルに頻発する不可解な憑依事件と儀式殺人。警察の手に負えぬ事態に、ブラックマスなるカルトが古代悪魔アスモデウスを召喚せんとする。対するは「聖夜ユニット」。超人的な肉体を持つ戦士バウ(マ・ドンソク)、穏やかながら強靭なエクソシストのシャロン、技術と知性を武器とする若きドキュメンタリー作家キム・グンの三人組である。彼らは依頼を受け、病院で起きた姉妹の事件に巻き込まれていく。
序盤は主要人物の設定説明がやや丁寧に過ぎ、テンポを若干緩やかに感じさせる部分もある。しかし、マ・ドンソクの存在感は圧倒的だ。桁外れの膂力で悪霊憑きの敵をねじ伏せる肉弾戦は、まさに彼の十八番。アクションの重厚さと爽快感が画面を支配する。
見どころは終盤、特にラスト18分から。倉庫地下に潜むカルト集団との壮絶な戦い、部分憑依を活かしたバウの奮闘、そしてシャロンの導きによる最終祓魔儀式へと雪崩れ込む展開は、息をつかせぬ迫力に満ちている。アスモデウスとの対決は視覚的にもスケール感があり、ホラーとアクションの融合が最も成功した箇所と言えよう。
全体として、韓国産らしいスタイリッシュさと派手な見せ場を兼ね備えつつ、キャラクターの個性を活かしたチーム劇としても機能している。説明過多の印象は残るものの、最後の怒涛のクライマックスで全てを挽回する力強さがある。マ・ドンソクのファンならば必見の一本だろう。骨太なエンターテインメントとして、十分に楽しめる仕上がりである。
評価(5点満点)
総合:★★★★☆、アクション・迫力:★★★★★、物語の締めくくり:★★★★☆、テンポ・構成:★★★☆☆
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