主人公はボディガードのブライスと殺し屋のキンケイド、主演はライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンとサルマ・ハエック
いやはや、ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンが再び暴れ回るこの続編、まるでイタリアの陽気なカーチェイスみたいに突っ走る！
主人公は、落ち目のボディガード、マイケル・ブライス（レイノルズ）と、口の悪い殺し屋ダリウス・キンケイド（ジャクソン）。そこにキンケイドの火薬庫のような妻ソニア（サルマ・ハエック）が絡んで、まるで地中海の夏のような熱量で物語が爆走する。
話はこうだ。ブライスは、要人警護のトップ栄誉「トリプルA」を夢見るも、悪夢にうなされ、心理カウンセラーから「仕事やめて幸せ探せ」と諭される始末。
一方、EUの経済制裁に怒り狂ったギリシャの億万長者アリストテレス（アントニオ・バンデラス）が、EU代表フィッシャー氏をさらって暗躍。そこにキンケイド夫妻が絡み、ブライスはイタリアのカプリで休暇中にも関わらず、銃撃戦に巻き込まれる。
クロアチアのザグレブでは送電網が破壊され、インターポールも動き出し、物語はイタリアのポルトフィーノからフィレンツェまで、まるでヨーロッパ観光ツアーのような展開で突き進む。
見どころは、ラスト24分の怒涛のカーチェイスと銃撃戦！ ソニアが元恋人のアリストテレスに捕まり、ブライスとキンケイドはインターポールに拘束されるも、ギリシャの大富豪のサイバー攻撃計画をぶち壊すべく最後の大立ち回り。ヘリにバイク、銃弾が飛び交う中、ソニアの「撃ちまくり」っぷりはまるでハリケーンのよう。レイノルズの軽妙な皮肉とジャクソンの「MF」連発が、まるでスパイスたっぷりのパスタみたいに絡み合う。
前作よりソニアの存在感が際立つが、正直、143分はちょっと長い。アクションは休みなしで畳み掛けるが、途中のドタバタがやや冗長だ。とはいえ、ヨーロッパの美しい街並みを背景に、ド派手な爆発とユーモアが炸裂するこの映画、夏のバカンス気分で楽しむにはもってこい。
誰かならこう言うだろう：「映画館でポップコーン片手に観るなら、このくらいバカバカしくて丁度いい。ただし、頭空っぽにしすぎると、物語の穴に落ちるぞ！」
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