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題名:聖なるイチジクの種 公開:2025年 上映時間:167分 ジャンル:ドラマ 製作国:イラン・ドイツ・フランス  

主人公は判事のイマン、主演はミシャク・ザラ、監督はモハマド・ラスロフ、配信元:プライムビデオ

2022年、マフサ・アミニの死をきっかけに全国で反政府抗議が激化するイラン。革命裁判所の予審判事に任命された敬虔な判事イマンは、家族を守るため政府から支給された拳銃を手に、与えられる判決書に次々と署名を求められる。妻ナジメと娘レズワン、サナとの平穏な日常は、ヒジャブ撤廃を求めるデモの波に飲み込まれ、家族の絆を静かに蝕んでいく。

序盤は抑えたタッチで家族の日常と国家の圧力を対比させ、中盤から緊張が徐々に高まる。ラスト32分からの展開は圧巻です。幼少期の家に戻ったイマンが、家族を前に自ら「裁判」を開く場面は、息をのむほどの凄味があります。娘たちを守ろうとする母の犠牲、長女レズワンの覚悟、そして父の突然の「転落」——神の啓示か、それとも人間の業か。観る者に深い余韻を残します。

ラスロフ監督の演出は冷静でありながら、家族の心理描写が極めて細やか。主演ミシャク・ザラの、穏やかさと狂気が交錯する演技は見事で、共演の女性陣もそれぞれの立場で強い印象を刻みます。167分という長さを感じさせず、緊張の糸が最後まで途切れません。

かつて「中東のパリ」と称されたイランの、激動の現実を背景に、自由と信仰、家族と国家の間で揺れる人間の姿を問いかける力作です。現在も続くイラン情勢を思うと、胸が痛みます。一日も早く平和的な解決を願わずにはいられません。政治的メッセージが強い作品ですが、家族ドラマとしても極めて完成度が高く、観終えた後の静かな衝撃が忘れられません。プライムビデオで配信中、ぜひご覧ください。

評価(5点満点)

監督・脚本:★★★★★ 、演技:★★★★☆ 、緊張感・テーマの深さ:★★★★★ 、全体:★★★★☆(4.5)

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