ドラマ

映画

アマゾンプライムビデオ 戦火の馬 2011  ドラマ・戦争 ★★★★★

あらすじは、主人公は馬ジョーイと飼い主の少年アルバート。時代は第1次世界大戦の頃、アルバートの父は小作農、農耕用の馬を買いに村に出て気に入りジョーイを買ってしまう。やがて農地が貧弱なため小作料が払えず、仕方なく市場に売られ、騎兵隊の馬となりヨーロッパ戦線に送られてしまう。一方のアルバートは適齢期となりヨーロッパ戦線に行くことになり、第1次世界大戦、フランス北部のピカルディ地域でのフランス・ドイツ最大の会戦である、ソンムの戦いの末に奇跡のめぐり逢いを果たす。大戦が終結しアルバートはジョーイとともに故郷に帰ろうとするがさらなる困難が待ち受けていた。馬の映画は数あるが1・2位を争うほどといっても過言ではない。スティーヴン・スピルバーグ監督の馬に対する愛情が溢れているとともに、戦争の悲惨さと過酷さを表している名作といえる。
映画

アマゾンプライムビデオ PERFECT DAYS 2023公開 ドラマ ★★★★☆

あらすじは、主人公平山は、公衆便所のトイレ清掃員。無口である。早朝に起き水やりをしてから、車でカセットで音楽をかけトイレ清掃を巡回して行い、公園で昼ご飯を食べ、家に帰り自転車で公衆浴場の風呂に入り、駅下の居酒屋で晩酌をして本を読んで寝る。同じ夢を見る。休みの日にはコインランドリーで洗濯をし古本屋で100円の文庫本を買い店主の講釈を聞き行きつけのスナックで酒を飲み帰る。たまに同僚の青年や彼の彼女、突然、訪れおじさんと呼ぶ姪が現れるが、詳しい説明は無い。代わり映えのしない日常がいつものように繰り返される。スピンアウトした男性の人生、あまりに平和な日本を理解していない日本人たちを、皮肉を込めて描いていると思う。カセットの音楽も。撮りためている木漏れ日の写真も良い。
映画

アマゾンプライムビデオ 権力に告ぐ 2020公開 サスペンス ドラマ ★★★★☆

あらすじは、主人公は地方検事、交通事故を起こした女性を取り調べていたがセクハラを受けたと遺書を残していたため、停職になる。奮起して、独自捜査を無理に進めるが、そこには大手銀行の売却をめぐる国家規模の不正が判明、自身の信念・進退を賭け、明らかにしていく。最後のシーン、売却が決まった銀行前で、TVを前に不正を告発、証拠資料をばらまくのが痛快。主役を演じたチョ・ジヌンは、固くなりそうな役どころをコメディに演じる点が良い。「高地戦」「悪い奴ら」「群盗」「最後まで行く」「毒戦BELIEVER」などに出演、コミカルな味を出している。映画が題材とした銀行売却では、2022年、アメリカ系投資ファンドが買収の際に不正に承認を遅らせたと言うことで韓国政府に賠償を求めた紛争で韓国政府が敗訴、世界銀行傘下の機関が300億円の支払いを命じている。
映画

アマゾンプライムビデオ ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 完全版【前編2009】スウェーデン ミステリー ドラマ ★★★★☆

あらすじは、主人公は、月刊誌『ミレニアム』の発行人。自身が書いた記事がもとで名誉棄損の裁判で敗訴、一時身を隠すことになる。すぐに大企業グループのトップに、36年前に姿を消した彼の姪の調査を依頼され、一族が住む島に暫く滞在することになり、地面を解決していく話し。前編はトップから主人公の身元調査をした、ハッカーでもある女性に事件解明を手伝うように言ったところで後編に続くとなる。複雑で陰鬱な一族の描写が長く続き、たまに描かれる過激なシーンに驚かされる。スウェーデンと言えば、家具のイケアやファストファッションのH&Mが有名だが、映画は楽しいものが多い。本作は原作3部作が評判となり映画化された、ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女、ミレニアム2 火と戯れる女、ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士3部作の最初の映画。更に、2011年にリメイクされ、主役に007で有名な英俳優ダニエル・クレイグを迎え、2時間ものとなっている。
映画

アマゾンプライムビデオ イコライザー 2014 アクション ★★★★☆

あらすじは、元CIAの情報員だったマッコールが眠れぬ深夜、行きつけのダイナーでロシア少女のアリーナと出会ったきっかけで、彼女を売春組織から抜け出させ助ける。そのため組織の幹部5人を殺害する。が、ロシア本国から組織の始末屋が来て報復を図り戦っていき、最後には、ロシアの組織のボスさえ感電死で殺害するお話し。ロシアンマフィアや汚職警官などの実態で現代のアメリカを反映しているし、ストーリーがスピーディでスタイリッシュ、息をもつけない展開。さらに少しポッチャリな同僚ラルフィを登場させるなど、コメディな要素もあり面白い。主役のデンゼル・ワシントンの演技が素晴らしく、続編も作られている。
映画

ディズニープラス スターウォーズ:アソーカ2023 SF ★★★☆☆

アソーカの存在はアニメ版スターウォーズを観たり、ほかのスピンアウトものの実写版を観て気になっていたから実写版が待ち遠しかった。なお、観るなら時系列でみた方が良いから調べてから観た方がいい、時間はかかるけど混乱は起きない。が、何回観ても飽きないのがスターウォーズ。一度はジェダイから離れたアソーカが争に巻き込まれていく。主役の女優ロザリオ・ドーソンは、SF、アクション系に出演しているからこの手の映画に理解があるのかもしれない。今後の活躍を注目したい。
映画

アマゾンプライムビデオ 怪物 2023 日本 サスペンス ドラマ ★★★★☆

この映画は、「空気人形」「そして父になる」をえて、「万引き家族」で一躍有名になり、「ベイビー・ブローカー」の後の作品。是枝裕和監督のスタンスである、「誰かを悪者として描くことはしない」こと、場主義で脚本も出演者の意見やアイデアで変えることなどから、主役もいないし、悪人もいない。明確なストーリーもなく、ただ、いくつかの出来事を登場人物3人の視点で描かれており、視点が変われば過去に戻る。半ば過ぎからようやく話しが繋がり見えてくる。現代社会問題点をドキュメンタリータッチで、ぎゅっとまとめた良い作品だと感じた。
映画

ディズニープラス スターウォーズ:スケルトン・クルー 第1話「ホントの冒険ができるかも」・第2話「バリアを超えてはるか遠くへ」2024 アクション 冒険 ★★★★☆

最初はシーズン1の1・2話、ドラマスターウォーズの世界のスピンアウトもの、惑星アト・アティンに住む少年・少女4人の冒険譚が始まった。主役の4人の子供は普通だけど、宇宙を飛び出し海賊の溜まり場にいて味方になりそうな、案内役の大人はジュード・ロウだから期待できるかもしれない。今までも毎週配信されていたようなので、定期配信の形かも。
映画

アマゾンプライムビデオ シビル・ウォー アメリカ最後の日 2024 ★★★★☆

始めは表題シビルウォーと言うような、戦闘シーンはなかったし終わりごろまで、この映画はキルスティン・ダンストが戦場カメラマン役のロードムービーのような準ドキュメンタリーで終わるかなと感じていた。が、最後の30分は、ワシントンDC、ホワイトハウスでのリアルな市街地戦闘。観終えてからある意味、政治的な正に今のアメリカの分断を象徴する映画だと思った。
映画

アマゾンプライムビデオ ブリング・ミー・ホーム 尋ね人 2020 サスペンス ★★★★☆

主役のイ・ヨンエはお気に入りの韓国女優、「親切なクムジャさん」を始めて観て衝撃を受けたから次の出演映画を楽しみにしていたが中々出演せず衝撃的な映画に出たから精神を病んだかと心配したが違っていたらしい。聞いたらこの映画の前に出演した韓国宮廷ドラマが大ヒットしていたので二度びっくり。この映画は10数年ぶりの出演、役柄は普通のお母さん、映画の序盤も行方不明の息子を探すありきたりだと思っていたが段々と狂気を帯びてくると感じるのは私だけだろうか。更に中盤からラストまで息を告げない場面展開が素晴らしい。彼女の演技と合いまった非常に優れた映画だと思う。