待望久しかった。2022年のシーズン1配信開始から早や2年。ついにシーズン2が完結し、全16エピソードを一気に見終えたときの満足感は、まるで劇場で『王の帰還』のエンドロールを見上げたあの夜を思い出すほどだった。
舞台は第二紀。サウロンがまだ「美しい贈り物」を振りまくアンナタールとして暗躍し、エルフたちは不死の衰えに怯え、ヌメノールは最盛期の傲慢さを誇る時代である。ガラドリエルは弟を殺したサウロンへの復讐に囚われ、南地では見知らぬ隕石男が現れ、ハラドリムは謎の白いローブの教祖に導かれ、ドワーフの王ドゥリン三世はミスリルを巡って息子と対立する──まさに「指輪が作られるまでの群像劇」だ。
最初は正直、戸惑った。シーズン1の冒頭、穏やかなヴァリノールの光景と若きガラドリエルの姿に「あれ、これはホビットたちの冒険譚ではないのか」と違和感を覚え、数ヶ月放置してしまった。しかし「これは指輪が生まれる物語なのだ」と腹を据えて再開した途端、もう止まらない。モルゴスの残党を追うガラドリエルの執念、エルロンドとドゥリン四世の固い友情、ヌメノールの政治劇、そして何より「サウロンとは誰か」という最大のミステリーが、視聴者を容赦なく引きずり込む。
映像美は言わずもがな。リンドン、ノルドール、ヌメノールの壮麗さ、モリアの深遠な闇、そしてエレギオンの鍛冶場で指輪が打ち出される瞬間──ピーター・ジャクソン作品を継承しつつ、テレビシリーズならではの重厚なドラマが加わったことで、むしろ「こちらが本編」とさえ思えてくる。
シーズン2最終話、あの衝撃の正体判明と「力の指輪、3つ完成」のシーンでは、全身に鳥肌が立った。まだ物語は半ば。これからエレギオンの陥落、ヌメノールの没落、最後の同盟戦争が待っていると思うと、早くもシーズン3が待ち遠しくてたまらない。
トールキンが描いた「指輪の誘惑」が、こんなにも生々しく、切なく、美しく映像化されるとは。ジャクソン三部作のファンだからこそ最初は抵抗した自分が、今は素直に感謝している。「やっぱり中つ国は最高だ」と、心の底から呟かずにはいられなかった傑作である。
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