主人公はカール・マーク、主演はニコライ・リー・コス、監督はクリストファー・ポー、配信元:プライムビデオ
1961年、若い恋人たちの運命を狂わせた出来事と、現代の猟奇事件が交錯する。壁に閉ざされた食卓に座る三体のミイラ化した遺体。生殖器を摘出され、ヘンベイン中毒で死した者たち。特捜部Qのベテラン、カール・モルクと相棒アサドが、過去の影に隠された陰惨な真実に迫っていく。
物語は過去と現在を目まぐるしく往還しながら、強制不妊手術という暗い歴史を抉り出す。施設に収容された少女たちの悲劇、医師と看護師の冷徹な“善意”、そして復讐の連鎖。移民女性を標的にした不妊手術という題材は重く、ただの猟奇ミステリーに留まらない社会派の深みを与えている。
見どころはラスト25分以降の急展開だ。復讐者の告白、フェリーを舞台にした追跡、相棒の危機。息もつかせぬ緊張感が、これまでの丁寧な伏線回収とともに一気に爆発する。ニコライ・リー・コスの渋く人間臭いカール像や、アサド役の存在感も安定している。
ただ、過去と現在の切り替えがやや頻繁で、序盤は少々忙しない印象も否めない。それでも丹念に積み上げられた謎の解明に向かう過程は、シリーズファンなら十分に楽しめる出来映えだ。
本作は、単なる事件解決ではなく、「忘れられた者たち」の痛みを静かに問いかける。北欧ミステリーらしい冷たい空気と、底に流れる人間の業の描写が秀逸である。丁寧に練られた脚本と、ラストの情感が光る良質なシリーズ続編。ミステリー好きには特におすすめの一本だ。
評価:★★★★☆(星4.5)
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