主人公は警察官のトーマス、主演はボイド・ホルグルック、監督はジム・ミックル
タイムトラベルを絡めたスリラーとして、静かな緊張を湛えた一作だ。115分の尺で、フィラデルフィアを舞台に、警官トーマス・ロックハートの執念を描く。
1988年、街で突然の大量出血による連続死が発生。野心家のトーマスは、昇進を狙い相棒マドックスと捜査に没頭する。上司で義兄のホルトは当初、偶然の事故と見なすが、被害者の共通傷跡から犯行を認め、捜索を命じる。女性被害者の証言で、20代黒人女性の容疑者が浮上。地下鉄での追跡で、マドックスは倒され、トーマスは単独対峙。犯人はトーマスの人生や妻の出産予定を詳細に語り、電車に飛び込んで自死する。同日、妻の死という悲劇がトーマスを襲う。事件は未解決のまま幕を閉じる。
1997年、再び同手口の事件。デモ中の出血死に、刑事となったトーマスは模倣犯を疑うが、人種問題を考慮し慎重に進める。ホルトは監視映像を公開し、全力捜査を宣言。一方、トーマスは過去証拠から1996年製の飛行機部品を発見。物理学者ナヴィーンに相談するが、タイムトラベル説を一笑に付す。空港で犯人を追うと、9年前の死者と同じ顔で「また会った」と告げる。
2006年、トーマスは事件に囚われ警察を辞め、私立探偵に。タイムトラベルを信じ始めた矢先、ナヴィーンに拉致される。ラスト26分からの急転は、時間のパラドックスを鮮やかに解き明かし、観る者を震撼させる。
本作は、ミステリーの枠を超え、因果の連鎖がもたらす人間の宿命を問う。シーンのテンポが速く、息つく間もない展開で、真相の恐ろしさが胸に迫る。始めはタイムトラベルかと軽く思っていたが、徐々に深まる絶望感が秀逸。ホルブルックの演技は、執着の内面を繊細に表現。監督の抑制された演出が、余計な説明を排し緊張を維持する。時間軸の複雑さがやや難解だが、それが謎の魅力だ。SFスリラー好きに薦めたい。
評価:★★★★☆(5段階中4)
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