主人公はアンディ、主演はシャリーズ・セロン
アクション・スーパーヒーロー続編として、2025年に登場した。106分のアメリカ作品で、シャーリーズ・セロンが主人公アンディを演じ、不死の戦士たちの運命を巡る物語が展開する。
物語は、荒々しい海から始まる。鉄の処女が引き上げられ、中から息を吹き返す女性——これがクインの復活を告げる鮮やかな幕開けだ。場面はクロアチアの海岸へ移り、アンディ、ナイル、ジョー、ニッキー、コプリーのチームが武器商人コンラッドの邸宅を急襲。ジョーとニッキーの不死身を活かした大胆な囮作戦、ナイルの船上からの乱入、アンディとコプリーの緊張感ある潜入戦が、序盤のハイライトを飾る。銃撃や衝突をものともせず、チームは任務を遂行する。
その後、謎が深まる。ナイルの夢に現れる女性の正体、ブッカーの再登場とクインの蘇生、ソウルの不死者トゥアが明かすディスコードの存在——不死の起源を探るドラマが中心となる。パリ、ローマ、リミニと舞台を移し、アンディとクインの再会は、過去の贖罪と孤独の葛藤を静かに描く。ナイルがディスコードから告げられる「最後の不死者」の運命、そして不死の力の譲渡という新要素が、物語に層を加える。
見どころはやはり終盤。ジャカルタ近郊の原子力施設でのクライマックスだ。クインの部隊との激戦中、ブッカーの犠牲によりアンディが不死を回復する場面は、永遠の生の重みを痛感させる。アクションの切れ味は健在だが、前半の謎解きがやや冗長で、全体のテンポを崩す。
前作のダイナミズムに比し、アクションのボリュームが控えめな点は惜しい。中盤の説明過多が、娯楽性を薄めてしまう。それでも、セロンの抑制された演技と、テーマの深みが、静かな余韻を残す。シリーズのファンには欠かせない一作だが、単独ではやや物足りない印象だ。
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