MENU

プライムビデオ スパイ・コード:CICADA 3301 2022年公開 105分 コメディ・アクション アメリカ ★★★★☆

主人公は天才ハッカーのコナー、主演・監督はアラン・リッチソン

天才ハッカーのコナー(アラン・リッチソン)は、酔った勢いでビットコインをハッキングしたのがきっかけで、ネットに現れた謎の組織「CICADA 3301」の超難解パズルに挑むことになる。翌朝、突然NSAに逮捕された彼に突きつけられたのは、意外な取引だった。この組織の正体を暴く代わりに罪を帳消しにし、さらに巨額の報酬まで用意するというのだ。

こうして気乗りしないままコナーは、親友のアヴィと図書館司書のグウェン(実はFBI潜入捜査官)を巻き込み、パズル解読に没頭していく。だが、謎の刺客に命を狙われ始めた二人は、次第に本気で怖気づく。残されたコナーは孤独に解読を続け、ついにCICADA 3301が主催する極秘パーティへの招待を手に入れる。そこで待っていたのは、予想だにしない“主催者”と、さらなる国家機密の真相だった――。

正直に言えば、ストーリーの全貌は最後まで掴みきれなかった。伏線が多すぎるのか、意図的に観客を煙に巻いているのか、説明不足のまま話がどんどん進んでしまう印象だ。アクションも期待したほど派手ではなく、銃撃戦すらほとんどない。

それでも退屈はしなかったのは、随所に散りばめられた小粋な笑いのおかげだ。特にコナーのダメ男っぷりと、それに振り回される周囲のリアクションが絶妙で、思わずくすっとくる場面が続く。アラン・リッチソン自身が監督・主演・脚本まで兼ねているだけあって、主人公の冴えないけど憎めないキャラクターがとても愛おしく描かれている。

本当の見どころは、ラスト27分から始まる大どんでん返しの連鎖だ。パーティ会場で捕まったコナーの前に現れた主催者バンドウィックが、追い詰められると突然「俺は雇われ俳優だから!」と白旗を上げる場面は爆笑もの。その後も「実は~だった」「いや本当は~」という裏切りと暴露が怒涛のように続き、観ているこちらはただただ呆気にとられるばかり。結局、何が本当で何が嘘だったのか、観終わった後も頭を整理するのに時間がかかった。

難解すぎる謎解き映画を観たというより、観客もろとも盛大に翻弄された気分である。それでも、こんなに堂々と「騙してやったぜ!」とばかりに笑わせてくれる作品はそうない。

このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。

amazonプライムを無料で試してみる   ConoHa AI Canvas   楽天市場  マイキッチン   【駐車違反警告ステッカー】の購入|オリジナル印刷・販促のWTP企画   FREE STYLE   医療美容特化ロロント 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次