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ネットフリックス タイラー・レイク-命の奪還- 2020年公開 117分 アクション アメリカ ★★★★☆

主人公はタイラー・レイク、主演はクリス・ヘムズワース

インドの麻薬王の息子オヴィが、敵対するダッカの犯罪王アミール・アシフに拉致された。父親は服役中の身で身代金を払えず、豪州の闇傭兵タイラー・レイクに救出を依頼する。報酬は1000万ドル。期限は金曜正午。

タイラーは単身ダッカに潜入し、凄まじい銃撃戦の末に少年を奪還。だが市内は完全に封鎖され、少年の父親の部下サジュまでが裏切り、タイラーを始末しようと襲いかかる。こうして、たった一人の傭兵と少年が、軍・警察・ストリートギャング総動員の包囲網を突破し、脱出ポイントである橋を目指すことになる。

見どころは、やはりラスト25分の長回しアクションだろう。カメラが一度も途切れぬまま、車・銃撃・格闘・爆発が畳みかける。まるでゲームの実況映像を見ているような没入感だ。特に橋の上の決戦は圧巻。ヘムズワースの肉体が文字通り「雷神」となって暴れ回る姿は、近年稀に見る迫力である。

ストーリー自体は単純至極。裏切り、追跡、銃撃、繰り返し。それでも飽きさせないのは、ハーグレイヴの演出が徹底的に「動き」に徹しているからだ。説明は最小限、感情はほとんど描かれない。あるのはただ、生き延びるための殺戮と疾走だけ。それが潔い。

ヘムズワースは「ソー」のイメージを完全に払拭し、傷だらけの顔で黙々と少年を守る男を演じきった。言葉は少ないが、目が語る。かつて自分の子を失った男が、もう一度誰かを守れるのか――という問いが、最後に静かに響く。

派手なアクションの合間に、そんな一瞬の静寂があるからこそ、本作は単なる撃ち合い映画で終わらない。娯楽作品として極めて正直で、極めて誠実だ。銃撃と血と汗にまみれた117分。アクション好きなら必見。

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