主人公はジョン・“ディヴァイン・G”・ウィットフィールド、主演はコールマン・ドミンゴ、監督はグレッグ・クウェダー、配信元:プライムビデオ
ニューヨーク州の最重警備刑務所シンシンで、無実の罪により長く収監されているジョン・“ディヴァイン・G”・ウィットフィールド(コールマン・ドミンゴ)は、刑務所内の更生プログラムである舞台演劇グループに深く関わっていました。仲間たちと共に稽古に励む日々は、厳しい日常の中でわずかな希望と自己肯定の場となっていました。
そこへ、刑務所内で最も恐れられる粗暴な男、クラレンス・マクリン通称“ディヴァイン・アイ”が新たに参加します。次期演目の準備では、ディヴァイン・Gのオリジナル案に対し、ディヴァイン・アイは喜劇を主張。脚本家の指導のもと、タイムトラベルを絡めた喜劇としてまとまります。オーディション、稽古を通じて、参加者たちはそれぞれの役に取り組み、心の内を少しずつさらけ出していきます。ディヴァイン・Gはディヴァイン・アイに忠告するも拒否され、稽古を休む場面も。やがて、指導者が促す「最高の場所を思い浮かべる」エクササイズや、互いの本音の共有を通じて、参加者たちの表情や演技に変化が生まれ、信頼と絆が育まれていきます。
特に印象深いのは、ラスト25分からの展開です。ディヴァイン・Gがセリフを覚えられない仲間に苛立ち、グループを離れてしまう場面。稽古は彼抜きで進みますが、そこから生まれる静かなドラマが、観る者の胸を強く打ちます。実在の更生プログラム「RTA」を基にした物語であり、主要キャストの多くが元収監者である点も、この作品の重みを増しています。
本作は、刑務所という閉ざされた空間で、演劇という表現を通じて人間がどのように変わり得るかを、丁寧に、かつ抑制的に描き出しています。派手な救済や劇的な転換を避け、日常の小さな積み重ねと心の揺らぎを誠実に映す姿勢が心に残ります。コールマン・ドミンゴの抑制された熱演はもちろん、ディヴァイン・アイ役のクラレンス・マクリン自身をはじめとするアンサンブルの自然な存在感が光ります。彼らが本物の舞台に立ち、挨拶する姿や、出所するディヴァイン・Gとディヴァイン・アイの抱擁のシーンには、静かな感動が広がります。
芸術がもたらす変容の力、そして互いを肯定し合うことの尊さを、過度に美化せず、しかし温かく伝えてくれる作品です。観終えた後、心にじんわりとした余韻が残る、静かで確かな一編と言えるでしょう。
評価:
演技・アンサンブル ★★★★★
人間ドラマの深み ★★★★☆
全体の完成度 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
amazonプライムを無料で試してみる ConoHa AI Canvas
楽天市場
マイキッチン
【駐車違反警告ステッカー】の購入|オリジナル印刷・販促のWTP企画
FREE STYLE
医療美容特化ロロント

コメント