主人公はメイソン、主演はジョン・シナ、監督はピエール・モレル、配信元:プライムビデオ
元米陸軍特殊部隊のメイソン・ペティッツは、除隊後に法律事務所で行き詰まり、旧チームメイトから声をかけられる。仕事は、南米の架空国家パルドニアの独裁者フアン・ベネガス政権を批判するジャーナリスト、クレア・ウェリントンのボディガードだ。高額報酬に惹かれ渋々引き受けると、空港からベネガス大統領の護送隊に同行した直後、町はずれの橋で武装勢力の待ち伏せを受ける。護衛車両は破壊され、激しい銃撃戦の末、メイソンはクレアとベネガスを連れてジャングルへ逃げ込む。
襲撃の黒幕はベネガスの甥ホルヘと、南アフリカの軍事組織を率いるヤン・クーホルスト大佐によるクーデターだった。追撃のヘリコプターをM82ライフルで撃墜するなど、メイソンの戦闘スキルが光る。ベネガスの故郷の村で一時的に落ち着いた後、物語は首都の大統領官邸へ移る。
見どころはラスト25分からの怒涛の展開だ。偽の抗議デモを囮に官邸へ逃げ込み、宮殿内でヤン率いる部下と警備隊の激しい銃撃戦が始まる。メイソンがヤンと単独で対決するクライマックスは、緊張感と爽快感がうまく混ざり、ピエール・モレル監督らしいダイナミックなアクションが堪能できる。
ジョン・シナの肉体を活かした泥臭い戦いぶりは安定の魅力だ。前半は説明的なシーンが続き少し穏やかで、家族とのエピソードも薄く感じたが、ゲリラ襲撃以降はシーン展開が早く、銃撃や爆破の迫力が楽しめた。最後のオチは少し唐突で物足りない印象が残る。
全体として、重厚なドラマを求める人にはやや物足りないが、気軽にスカッとしたい夜にちょうどいい娯楽作だと思う。
評価(5段階):
アクション:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
総合:★★★☆☆
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