主人公は組織の幹部キルソクと別の組織のミルスク、主演はユ・オソンとチャン・ヒョク、監督はユン・ヨンピン
平昌五輪を控えたリゾート地・江陵を舞台に、開発利権をめぐる組織同士の抗争を、韓国ノワールらしい血生臭い筆致で描いたアクションである。
主人公キルソク(ユ・オソン)は、土地を牛耳る旧来の組織の幹部として、暴力に頼らず秩序を保とうとする男だ。一方、新興勢力のミンスク(チャン・ヒョク)は、欲望と冷徹さで成り上がった野心家。両者の対立は、会長暗殺をきっかけに一気に激化する。仲裁を試みる食事の席で、ミンスクが煙草の吸い殻を皿に投げ入れるシーンは、言葉を超えた拒絶と敵意を象徴的に示す。
物語は裏切りと復讐の連鎖を重ね、組織内の亀裂を容赦なく抉り出す。弟分や兄貴分といった義理人情が、次々と欲に飲み込まれていく様は、痛ましくも生々しい。警察の介入すら空振りに終わり、内部崩壊を誘うミンスクの狡猾さが、緊張を高め続ける。
見どころは、特にラスト25分からの壮絶な刃物戦。ケガを負いながらもキルソクが復讐の連鎖を断ち切ろうとする姿は、男の意地と限界を凝縮している。血で血を洗う描写が連続し、画面は赤く染まるが、それがむしろ本作の潔さでもある。
アクションの迫力、ユ・オソンとチャン・ヒョクの対峙する重厚な存在感は申し分ない。ただ、ストーリー自体は王道の抗争劇に近く、意外性に欠ける面もある。それでも、男たちの業と義理の狭間で揺れる人間臭さが、韓国ノワールらしい味わいを生んでいる。
評価:★★★☆☆(3.5/5)
組織の掟と個の欲望が衝突する、血みどろの男の映画として、十分に楽しめる一作だ。
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