主人公はグレイ・アリス、主演はミラ・ジョヴォヴィッチ、監督はポール・W・S・アンダーソン
崩壊した世界を舞台に、魔女グレイ・アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が王妃の願いを叶えるため、案内人ボイス(デイヴ・バウティスタ)と“ロストランズ”へ向かう物語である。力こそがすべてを決める荒廃した風景の中、異端の魔女を追う族長や冷酷な処刑人アッシュの影が迫り、呪われた運命が牙を剥く。
筋立ては極めて単純明快。長大な力を求める者は、必ずや己の大切なものを失う――という、古来の寓話の骨格をなぞる。願いの対価として人間性が削られ、最後に残るのは虚無か、あるいは新たな呪いか。ジョージ・R・R・マーティンの原作短編を基にしながらも、ポール・W・S・アンダーソン監督らしい直截な展開で、余計な枝葉を削ぎ落としている。
見どころは、やはり終盤のラスト25分を過ぎたあたりから。巨大な銀狼へと変身したボイスとアリスの対決は、荒涼とした地平で繰り広げられる肉弾戦の極みだ。変身のスケール感、牙と爪の応酬、互いの執念がぶつかり合う様は、アクション映画の純粋な喜びを思い出させる。
ただし、全体を通してみれば、アクションの量は控えめである。ミラ・ジョヴォヴィッチとデイヴ・バウティスタという屈強な二人が並ぶ以上、もっと派手な殴り合いや追跡劇を期待した観客には、やや物足りなく映るかもしれない。むしろ、静かな会話と風景の重みが支配する中盤までが、物語の本筋を支えている。
結果として、この作品は派手さより寓意を優先した地味な一品だ。力への渇望がもたらす喪失を、淡々と、しかし確実に描き切る。ミラの凛とした眼差しと、バウティスタの寡黙な存在感が、荒廃した世界にわずかな人間の温もりを残す。
総合評価:★★★☆☆(5段階中3)。アクションを求めるなら肩透かしを食らうが、短編寓話としての骨太なテーマに惹かれるなら、静かに胸に残る一本となるだろう
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