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プライムビデオ プロトタイプA 人工生命体の逆襲 2020年公開 124分 SF アメリカ   

主人公は高校生のアイシャ、主演はヘレナ・ハワード、監督はキャサリン・ハードウィック

近未来のアメリカを舞台に、高校生アイシャが日常のささいな怪我をきっかけに、自らの腕に埋め込まれた機械部品を発見するところから始まる。最初は平凡なティーンエイジャーの不安や恋愛、友人関係を描きながら、徐々に彼女のアイデンティティが揺らぎ、自身が人間ではなく高度なアンドロイドである事実が明らかになる過程を追う。

物語の核は、アイシャの覚醒と、それに伴う怒りと絶望だ。カウンセラーのシャロン、愛情を注いでくれた養父マーティン、そして開発企業リリアム社の影。誰もが彼女の出自を知りながら隠し続けていた。記憶の操作、監視、抹消の危機。こうした要素が絡み合い、アイシャは自我を問い直し、信頼を裏切られた痛みから逃れようと闘う。ラストの25分は特に緊迫感が増し、拉致から企業内部への潜入、性転換を望むエイベルとの対峙を経て、アイデンティティの核心に迫る展開が鮮やかだ。

演出は抑制が効いており、派手なアクションを避け、内面的な葛藤をクローズアップする。ヘレナ・ハワードの演技は、混乱から激情、そして静かな決意へと移行する微妙なニュアンスを捉え、観る者の胸を締めつける。キャサリン・ハードウィック監督らしい、青春の痛みとSFの融合が自然に溶け合っている。

ただ、AIやアンドロイドがあまりに人間の感情を完璧に模倣している点は、かえって不自然さを生む。人間らしさの境界が曖昧すぎて、テーマの深みがやや薄れる憾みがある。題名が示唆する「逆襲」のイメージとは異なり、復讐劇ではなく、自己発見のドラマであることに気づかされ、初見の予想を裏切られた。

全体として、現代のアイデンティティ不安を映す鏡のような作品。人間とは何か、記憶とは何か、愛とは何か。静かに、しかし確実に問いかけてくる。

評価:★★★☆☆(3.5/5)

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