映画

プライムビデオ ジェントルメン 2024年公開 123分 クライム ★★★★☆

主人公は興信所の社長チ・ヒョンス、主演はチュ・ジフン

ああ、こんな世の中だ。興信所のボス、チ・ヒョンス(チュ・ジフン)が、取調室の冷たい椅子に座らされて、キム・ファジン検事の鋭い視線にさらされる。で、こいつが記憶を掘り返すんだ。

「不倫の尻拭いかよ」とぼやきながら、妙な依頼を引き受ける。元カレが犬を返さない女が、郊外のボロ家に連れ込まれ、30分経っても出てこない。覗きに行ったら森からガサガサ音がして、頭をガツンとやられ、目覚めたら横に包丁が転がってる。慌てて車に戻ったら銃を突きつけられ、なぜか犬連れで特捜部のカン検事に捕まる。

尋問の最中、車が横転。運の悪いことに、こいつはカン検事と間違えられ、病院のベッドでニュースを見る羽目に。依頼人の女は誘拐され、犯人は逮捕、女は行方不明。看護婦にまでカン検事と勘違いされ、刑事の事情聴取を食らう始末。

犬を連れてホテルに逃げ込むが、刑事に踏み込まれ、誤魔化して興信所に帰還。仲間が来て、「カン検事が目を覚ます1週間で何とかしろ」と息巻く。

翌日、例のボロ家に戻り、キム検事に詰め寄られるが、適当に煙に巻く。別の刑事から、ヒョンスの過去――家路の車中で500億の株価操作を暴き、島流し同然の左遷を食らった話――を聞かされる。カン検事の家で着替えを拝借し、興信所でスタッフと依頼人イ・ジュヨンの調査開始。

知人を当たると、娘の失踪話が飛び出す。仲間がJDコレクションなるバーを嗅ぎつけ、近くで隠し撮りしてる男を捕まえると、ストーカー野郎で、マネージャーのソン・ミョンホの名前を吐く。ソン捕まえて聞くと、人身売買の黒幕マイケル・クォン(本名クォン・ドフン、元検事で不正蓄財のボス)だと白状。が、隙を見て逃げられる。夜、キム検事から呼び出され、クォンの正体を明かされ、「手を組もうぜ」と持ちかけられる。

ヒョンスはスタッフを紹介し、キムは計画をぶち上げる――クォンと中央地検長を狙い、ソンの人身売買証拠を握り、一堂に会したところで一網打尽。ヒョンスは中央地検に潜入し、地検長のスケジュールを聞き出す。

見どころ? ラスト23分からだよ。キム検事は昇任を潰され、証拠を没収されて辞めようとしてたのに、TVでクォンの株価操作映像がドカンと流れる。次長から「資料持ってソウル最高検へ急げ」と飛ばされる。ああ、こんなごちゃごちゃした脚本が、伏線を張り巡らして、最後のどんでん返しで一気に回収するんだから、目が離せない。

検事と興信所のドタバタが、犯罪の闇をえぐりつつ、妙にスカッとする。荻昌弘的に言えば、嘘八百の連続なのに、なぜか信じたくなる。チュ・ジフンの渋い顔が、すべてを許すんだろうな。

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