主人公は強盗団のリーダーのヤニス、主演はサミ・ブアジラ、監督はジュリアン・ルクレルク
ヤニス(サミ・ブアジラ)を頭とする武装強盗団の物語である。完璧な計画で証拠を残さず仕事をこなしてきた彼らは、白紙パスポート強奪に成功し、分配金を手にするまでは順風満帆だった。
しかし、弟アミンの軽率な一挺の銃の横流しが、すべてを崩壊させる。黒人ギャングの脅迫が始まり、家族と仲間を人質に取られ、80kgの麻薬強奪を強要される。選択肢は従うか死ぬかだけ。
ここから物語は加速する。ヤニスは仲間を集め、武器を揃え、命懸けの作戦に臨む。強奪は成功するものの、弟は逮捕され、報復の連鎖が始まる。ラスト25分以降の怒濤の銃撃戦と救出劇は、息つく暇もない。
本作の魅力は、何と言ってもその潔さにある。無駄な説明を極力排し、瞬時に状況が悪化し、瞬時に銃声が響く。フランス犯罪映画らしい生々しいリアリティと、容赦ないテンポが、観る者を画面に釘付けにする。サミ・ブアジラの硬質な眼差しが、追い詰められながらも決して折れない男の矜持を体現しているのも見事だ。
よくある「一つのミスが破滅を招く」犯罪ドラマの王道ではあるが、この短い81分の中で、緊張の密度が異常に高い。アクションは派手すぎず、むしろ地に足のついた重みがある。
欠点といえば、登場人物の背景が薄いため、感情移入の深さがやや限られる点くらいか。だが、それが逆に映画の「道具としての潔癖さ」を際立たせているとも言える。
総じて、現代のフランス産クライム・アクションの佳品。短い時間で濃密な興奮を味わいたい人には、実に贅沢な一本である。
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