主人公はオーガスティン・ロフトハウス、主演はジョージ・クルーニー、監督はジョージ・クルーニー
2049年、地球は謎の大災害によって放射能に汚染され、人類の生存が極めて危ぶまれる状況に陥っている。北極圏の孤立した観測基地に残された科学者オーガスティン・ロフトハウス(ジョージ・クルーニー)は、末期疾患を抱えながらも、木星の衛星K-23を探査から帰還途中の宇宙船「イーサー」に警告を発しようと奔走する。
物語は二つの軸で進む。一方は基地に取り残された少女アナ(幻影)とオーガスティンの過酷な旅。もう一方は宇宙船内のクルーたち――妊娠中のサリー(フェリシティ・ジョーンズ)、指揮官アデウォレ(デヴィッド・オイェロウォ)ら――が、地球との通信途絶に戸惑いながらも懸命に生き延びようとする姿である。極寒の吹雪、宇宙塵の衝突、船外活動の緊張……それぞれの苦難が静かに、しかし確実に描かれる。
クルーニーの演出は抑制が効いており、派手なアクションよりも孤独と静寂、喪失感を丁寧に積み重ねていく。映像は美しく、凍てつく北極の風景と広大な宇宙の対比が心に沁みる。特に終盤、交信がつながった瞬間のやり取りは胸を打つ。過去の過ち、家族への想い、そして人類の未来へのわずかな希望が、静かに交錯する。
ラスト27分からの展開は、観る者の想像を大きく揺さぶる。絶望的な地球の現状を前に、オーガスティンは最後の力を振り絞って提案する。その提案を受け止めた宇宙船クルーの選択に、かすかな光が見える瞬間がある。
現在の地球環境問題を思わせる重いテーマを背負いながらも、決して絶望に終始しない。むしろ、命のつながり、誰かを守ろうとする人間の意志に、静かな肯定を見出す作品だ。見終わったあと、深い余韻が残る。
映像美とテーマの深さは秀逸だが、物語の二つの軸がやや散漫に感じられる箇所もあり、満点にはわずかに届かず。クルーニーの円熟した演技と演出意欲を高く評価したい。静かに胸を打つ良作である。
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