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ネットフリックス マルコ・ポーロ シーズン 1  2014年~2016年公開 143分 歴史ドラマ アメリカ  

主人公はマルコ・ポーロ、主演はロレンツォ・リチェルミ、監督はヨアヒム・ローニング

観終えて、まず感じるのは壮大なスケールと視覚的な華やかさである。13世紀のモンゴル帝国、クビライ・ハーンの宮廷を舞台に、若きヴェネツィア人マルコ(ロレンツォ・リチェルミ)が置き去りにされ、捕虜でありながら賓客として生き抜く姿を描く歴史ドラマだ。

物語は、マルコの長い旅から始まる。父と叔父に連れられて東方へ向かい、苛酷な砂漠や峠を越え、カンバリク(北京)に到着するや否や、父は交易の利益のために息子を「陛下の僕」として差し出す。クビライ(ベネディクト・ウォン)は南宋攻略に執念を燃やし、襄陽包囲戦を中心に宮廷内の権謀術数、暗殺、裏切りが交錯する。マルコは武芸を学び、収税吏として各地を巡り、やがてクビライの信頼を得ながらも、青い王女コチカンへの淡い想いや、百の眼(リー・ジンバオ)との師弟関係、ムスリム財務長官アフマドの陰謀などに巻き込まれていく。クライマックスは投石機を駆使した襄陽陥落と、買似道(ジャジャドゥ)との対決だ。

制作陣は歴史的事実を大胆に脚色し、ゲーム・オブ・スローンズ的な宮廷劇と武侠映画の要素を融合させている。確かに実録を曲げてでも娯楽を優先するのは一つの解釈だが、戦闘描写が予想以上に控えめで、馬上戦や大規模合戦の迫力にやや物足りなさを覚える。マルコ自身も武術の特訓を積むものの、所詮は異邦人の若者。着け刃のような戦闘力では本物の猛将には及ばない、というリアリティはむしろ好感が持てる。

一方で、映像の美しさは圧倒的だ。絢爛たる衣装、広大なセット、モンゴル風の宮廷風景が画面を埋め尽くす。ベネディクト・ウォンのクビライは威厳と人間味を併せ持ち、存在感が強い。脇を固めるチンキムや百の眼、買似道らのキャラクターも立っており、陰謀と忠義の綾が丁寧に描かれる。エロティックなシーンも散見されるが、過度に扇情に走らず、物語の緊張を高める役割を果たしている。

全体として、歴史ドラマの醍醐味を味わえる作品だ。史実からの逸脱はあれど、モンゴル帝国の異文化衝突と権力のダイナミズムを、エキゾチックに、時に詩的に表現している点で楽しめた。マルコの成長譚としても、異邦人が異世界で生き抜く苦闘が静かに胸に響く。

評価:☆★★★☆(5段階中3.5)。視覚的な贅沢さと宮廷劇の面白さで及第点だが、アクションの少なさと中盤の緩みが惜しい。シーズン2への布石も巧みで、続きが気になる佳作である。

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