主人公はSAS(英国特殊空挺部隊)のリーダーのラスティ・ファーミン上等兵、主演はジェイミー・ベル、監督はToa Fraser
1980年ロンドン・イラン大使館占拠事件を日付順に克明に再現した作品である。Netflix配信。主人公はSAS(英国特殊空挺部隊)リーダーのラスティ・ファーミン上等兵(ジェイミー・ベル)。交渉役のマックス・ヴァーノン警部、現場に居合わせたBBCレポーターら、そしてテロリスト側も並行して描かれる。
1日目、6人の武装集団がプリンシズゲート16番地のイラン大使館を占拠、26人を人質に取る。要求はイラン収監中の91人釈放。サリム率いるテロリストは正午までに殺害すると通告。
2日目、マックスは電話で粘り強く説得。SASは突入準備を進めるが、人質1人解放で中止。食料提供後、サリムはバス2台とアラブ連盟大使同行の空港移動を求める。期限は48時間延長される。
3・4日目、交渉は膠着。イラン政府は参加を拒否。サリムはBBC声明放送を要求し、人質をさらに解放。一方、SASはバス内突入案を立案するが、ミュンヘン五輪事件の二の舞を恐れ政府が却下。サッチャー首相は「一切の譲歩なし、国内法で処理せよ」と厳命。SASは建物突入作戦に切り替える。
5日目、BBCがテロリスト声明を放送。アラビスタンでのイラン弾圧を訴える内容だった。
見どころはラスト28分以降。イラン大使館員射殺をきっかけに突入命令が下り、SAS隊員が窓からロープ降下、閃光弾と銃撃で一気に制圧する実戦さながらの展開である。
何度も突入準備と中止を繰り返す過程は、じれったいほど手に汗を握る。当時の制約――昼間作戦、暗視装置なし、手探りの手順――がリアルに伝わる。テロ対策部隊にすら情報共有が不十分だった時代背景が、観る者に息苦しいリアリティを与える。現代の高度にシステム化されたテロ対策を思うと、逆に「より冷徹な世の中になった」と痛感せざるを得ない。
本作の魅力は、史実を過度に脚色せず多角的に記録した点にある。テロリストにも人間味をわずかに与え、善悪を単純化しない。しかし中盤の駆け引きがやや冗長で、アクション・スリラーとしては抑制気味。歴史再現ドキュメントとしての価値は高い。
【5段階評価】
・歴史再現度 ★★★★☆
・緊張感・サスペンス ★★★★★
・演出・アクション ★★★☆☆
・総合評価 ★★★★☆
実話の重みを丁寧に扱った佳作。派手さはないが、時代と人間の限界を静かに問いかける一作である。
このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。
amazonプライムを無料で試してみる ConoHa AI Canvas
楽天市場
マイキッチン
【駐車違反警告ステッカー】の購入|オリジナル印刷・販促のWTP企画
FREE STYLE
医療美容特化ロロント

コメント