主人公:ユン・ジョンニョン、主演:キム・テリ、監督名:チョン・ジイン
韓国の伝統芸能「国劇(ヨンへク)」の世界を舞台にしたディズニープラスのオリジナルドラマ『ジョンニョン スター誕生』(2024)。第9幕まで観て、すっかり心を掴まれてしまった。
国劇とは、簡単に言えば「女性だけの韓国版宝塚」とでも呼べばよいだろうか。パンソリの歌唱法を基調に、華やかな舞台で男役・女役を問わず演じ、観客を魅了する一大エンターテインメントだ。主人公のソ・ジョンニョン(キム・テリ)は、貧しい家庭に生まれながら、この国劇のトップスターになるという途方もない夢を抱いている。スターになれば大金が稼げ、一家を救える。それが彼女の原動力だ。
田舎から上京し、名門・美川劇団の練習生として過酷な日々が始まる。朝から晩まで声を発し、踊り、演技を叩き込まれる。同期には天才肌のク・ソリム(パク・ボニョン)がいて、常に比較され、蔑まれる。それでもジョンニョンは諦めない。いや、諦められない。彼女の歌声はまだ未熟だが、魂がこもっている。観ているこちらまで「この子は必ずスターになる」と信じてしまうほどに、一途で、まっすぐで、痛々しいほどに頑張り屋なのだ。
第9幕、ついに彼女は声を枯らしてしまう。過度な発声練習とプレッシャーに耐えかね、舞台に立てなくなり、劇団を追われるように去っていく。その場面の涙は、まるで自分が突き放されたような喪失感があった。笑いもたっぷりあったのに(特に同期たちのドタバタや、劇団の個性的な先輩たちのギャグは絶品)、急に現実が突きつけられた気分だ。
しかし、これはきっと「終わり」ではない。声を失ったジョンニョンが、どうやって這い上がるのか。伝統と現代の狭間で、国劇という芸能そのものがどう生き残るのか。この先の展開が、もう待ち遠しくてたまらない。キム・テリの熱演が素晴らしい。歌も演技も、まるで本当に国劇のスターであるかのような説得力だ。涙と笑いと、胸のすくような舞台シーンが織り交ぜられた、極上の韓国エンターテインメント。これぞまさに「はまる」ドラマである。
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