この映画は、「空気人形」「そして父になる」をえて、「万引き家族」で一躍有名になり、「ベイビー・ブローカー」の後の作品。是枝裕和監督のスタンスである、「誰かを悪者として描くことはしない」こと、場主義で脚本も出演者の意見やアイデアで変えることなどから、主役もいないし、悪人もいない。明確なストーリーもなく、ただ、いくつかの出来事を登場人物3人の視点で描かれており、視点が変われば過去に戻る。半ば過ぎからようやく話しが繋がり見えてくる。現代社会問題点をドキュメンタリータッチで、ぎゅっとまとめた良い作品だと感じた。
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