あらすじは、主人公チャン・ウナはペッカン産業という自動車整備工場に勤めている。脱北者でもある。また、ペッカン産業のペク社長の下、優れた運転技術で裏の仕事の配達「特送」を請け負っている。ある日、元野球選手の男とその小学生らしい息子を配送する仕事を仕方なく請け負ったことから、野球賭博のヤクザ組織からの逃亡劇が始まる。組織のトップは悪徳警官でチーム長、裏金の隠し金庫の鍵を持ち出したことから、元野球選手の男の殺害犯として指名手配され、更に脱北者だから国家情報院の捜査官まで巻き込んでいく。後半からのスピーディな展開と最後の工場でのアクションは迫力満点、結末のシーンも意外と面白い。主人公チャン・ウナ役のパク・ソダムは韓国の女優、高校在学中から数々の映画、ドラマに出演、「群山」、「福岡」、「青春の記録」など。2019年公開の映画「パラサイト 半地下の家族」に、半地下で生活するキム家の長女・ギジョン役で出演し一躍有名になっている。2021年闘病を公表、2023年に公開の映画『PHANTOM／ユリョンと呼ばれたスパイ』で復帰を果たしている。今後の活躍を期待したい。
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