主人公はマキシーン、主演はクリステン・ウィグ、監督はエイブ・シルヴィア
1969年のフロリダ州パームビーチを舞台に、野心的なマキシーン(クリステン・ウィグ)が上流社会の頂点を目指す、華やかで毒のあるコメディドラマである。
シーズン1では、外部から這い上がろうとする彼女の策略と社交界の虚飾が、軽妙に描かれる。傲慢な女性たちに囲まれながら、秘密を隠し、チャリティーや舞踏会で地位を築こうとする姿は、痛快でありながら哀れでもある。クリステン・ウィグの演技が、貪欲さと脆さを絶妙に併せ持ち、観る者を引き込む。
シーズン2へ移ると、物語はさらに複雑に絡み合う。大惨事の後遺症、夫ダグラスの裏切り、遺産を巡る争い、そして連邦捜査局の影。舞台はスイスのアルプスへまで広がり、資金繰りや新たな秘密が次々と露呈する。波乱は加速し、笑いと緊張が交互に訪れる。エヴリンとの共闘も見どころの一つだ。
特に最終回、エピソード10のラスト15分以降は圧巻である。マキシーンは長年の夢――子供を持つこと――を叶えるため、ロバートと「ラベンダー・マリッジ」を選び、息子ラファエルを迎える。すると、デラコート家の信託財産が解禁され、莫大な資産が彼女たちの手に渡る。打算と友情が交錯するこの結末は、皮肉に満ちつつも、意外な温かみを帯びる。マキシーンの「何か良いこと」をした瞬間が、シリーズ全体のテーマを優しく締めくくる。
全体を通して、きらびやかな衣装とセット、時代を映す風刺が秀逸。笑いあり、涙あり、謎解きあり、アクションの要素さえ織り交ぜ、伏線が丁寧に回収される。単なる社交界コメディに留まらず、人間の欲望と赦しを描いた佳作だ。プライムビデオで観られるこの二シーズン、存分に楽しめる。
(評価:★★★★☆ 5段階中4。華やかさと深みのバランスが良く、ラストの余韻が強い。ただし、時折の過剰なドタバタがわずかに鼻につく点で満点には届かず)
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