主人公はジョーン、主演はエリザベス・オルセン、監督はデビッド・フレイン
死後の世界を舞台にしたファンタジー・ロマンス・コメディ。老夫婦のラリーとジョーン。結婚65年を数え、口喧嘩を日常とする仲睦まじい二人だった。家族の集まりでラリーが突然の窒息死を遂げ、ジョーンも末期癌の末に後を追う。死後の「ジャンクション」で、二人は若返った姿で再会する。しかし、そこにジョーンの初恋の相手で戦死したルークが現れる。67年間待ち続けたという彼もまた、永遠の伴侶を求めてジョーンに迫る。
魂は一週間以内に「エタニティ」を選ばねばならない。テーマごとに用意された無数の世界——山岳、ビーチ、あるいはもっと奇抜な場所——で、選んだ相手と永遠を過ごすのだ。選択は不可逆。迷えば虚空へ。ジョーンは特別に二つのエタニティを試す許可を得る。ルークとの清々しい山の暮らし、ラリーとの懐かしい海辺の日々。アーカイブと呼ばれる記憶の建物で過去を振り返るたび、彼女の心は揺れる。
ラスト22分からの展開が圧巻だ。ルークとの理想郷に身を置いたジョーンは、次第に満たされぬ思いを抱き、アーカイブに通い詰める。些細な日常の断片——喧嘩も、笑いも、老いた身体で支え合った時間——が、若く激しい恋よりも深く刻まれていることに気づく。永遠とは、派手な輝きではなく、積み重ねた年月の重みそのものだと。
観終えて胸に残るのは、言いようのないもやもやと、なぜか止まらぬ涙である。老いた身体が、若返りを切に願う瞬間が訪れる。老いとは、失うことの連続であり、同時に得たものの確かさでもある。この映画は、そんな矛盾を優しく、時にユーモラスに突きつけてくる。エリザベス・オルセンは素晴らしい。輝くような美貌と、熟した人生の機微を併せ持つ演技で、ジョーンの葛藤を鮮やかに体現している。マイルズ・テラーとカラム・ターナーの対照的な魅力も効いているが、やはり彼女の存在がすべてを支えている。
評価:★★★★☆(5段階中4.5)。概念の新鮮さと情感の深さが拮抗し、ラストで静かに胸を打つ。永遠を考えるとき、誰もが一度は通る問いを、軽やかに、重く、描き切った佳作である。
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